惑惑の記

何かの成れの果てが

レビューは伏字にして載せてしまおう

吾輩は客である。名乗る名はない。
どの店に行くのがいいのかとんと見当がつかぬ。いつもはフラフラとさまざまな店でアンアン言っていた事だけは記憶している。
吾輩はこの店で始めてオキニというものを見つけた。しかもあとで名を聞くとそれはSという一番魅力的な人であった。しかし出会った当初は少し琴線にふれるものがあったが、特段オキニになるとは思わなかった。ただ、そのあとに彼女と触れ合って、スーと撫でられた時フワフワした感じがあったばかりである。少し落ち着いてまじまじとSの顔を見つめたのがいわゆるオキニの見始めであろう。この時妙なものだと思った感じが今も残っている。
華奢な体格だがグラマーだ。その前色んな女の子に会ったが、こんなに丁度良い子には出会した事がない。のみならず顔が紅潮している。そうして切なげな吐息も漏らす。どうも悩ましくて実に弱った。これが実に魅力的で、裏を返したいという気になった。
かくして吾輩はついにSをオキニと極める事にしたのである。